知り合いの方から、京都旅行の際に撮影された京都・高桐院の写真をいただいたので紹介いたします。
高桐院はウィキペディア情報によりますと「京都府京都市北区紫野にある臨済宗大徳寺派大本山大徳寺の塔頭のひとつである。開基(創立者)は細川忠興(三斎)、開山(初代住職)は玉甫紹琮(ぎょくほじょうそう)である」とのこと。「正保2年(1645年)に83歳で没した忠興は、遺言によりその遺歯が高桐院に埋葬され、以後細川家の菩提寺として庇護されている」そうです。
細川家というと足利家に発し、室町時代から永年続いた大名家。細川元首相のご先祖様ですよね。しかも細川忠興は戦国〜安土桃山〜江戸と続く激動の時代を生き抜いた人です。

※写真はクリックすると拡大します。

高桐院参道
参道は緑が豊か。どことなく侘び寂び感が漂います。

お庭には美しい苔が。建物と雰囲気がぴったり。


また「本堂庭園には忠興とガラシャ夫人の墓塔となっている春日灯籠がある。この燈籠は忠興が生前こよなく愛し,自ら墓標に指定したといわれる」そうです。これがその「春日灯籠」。細川ガラシャといえば悲劇のヒロインとしてあまりにも有名。明智光秀の娘・たまとして生まれ、本能寺の変以後はキリシタンとなり数奇な運命に翻弄され、壮絶な最期を遂げました。


細川忠興とガラシャの墓塔、春日灯籠です。

裏側が割れているようです。これも歴史の賜物か。


細川ガラシャのお墓自体は大坂の崇禅寺にあるそうですが、ここにある墓塔はやはり亡き人の魂をお祀りするものですから、写真からでも歴史の重さがしっかりと伝わってきます。ガラシャはキリシタンでしたが、やはり細川家の人として仏式で祀られているようですね。(written by Tetsu)

ブログ問い合わせバナー(西村石材様)