墓石を選ぶときに、石の種類や色は豊富で迷うことがあります。
黒い墓石は縁起が悪いという俗説がありますが、石の色や種類によって縁起の良し悪しはありません。

どうして黒い石は縁起が悪いという俗説が出たのかというと、関西では白の御影石が多く使われていて、黒い石がほとんど使われてこなかったことが原因だと推測できます。
関東地方や東北地方では半数以上が黒御影石が使われているので、ただの俗説だということが証明されています。

また、仏教はあらゆる色を尊重しており、さらに仏教の基本色に黒も入っているので、お墓に使うと縁起が悪いとなると矛盾が生じるといえます。
そのため、故人や遺族が希望すれば、当然ながら黒い石を使ったお墓を建てることができます。

ただ、黒い石は太陽の熱を吸収しやすいという特徴を持っているので、熱くなりやすく、他の石と比べて劣化が早く進む可能性もありますから、定期的に状態をチェックしてメンテナンスを行うようにするといいでしょう。
お墓はご先祖様は眠る大事な場所ですから、常に綺麗な状態で保つようにすることをおすすめします。

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