納骨堂とは、骨壺にいれたご遺骨を納めるための建物です。
かつて、お墓というのは家で代々守っていく、祖先と子孫をつなぐ重要な場所でしたが、現在のように家族が多様化、小規模化してくると、一度建てたお墓をずっと守り続けるということが難しくなります。

 

それに対して納骨堂は、管理、運営を行う組織が無くなってしまわない限り、亡くなった方をずっと供養し続けることができるという利点があります。
所謂、永代供養が可能だということですね。

このような形態は、昭和初期頃から見られるようになってきました。
現在では納骨堂のスタイルも多様化し、大きくロッカー型・棚型・仏壇型・お墓型等に分かれます。

四つの方式の全てに言えることは二つあり、一つは最初に述べたように、永代供養をしやすいということ、もう一つは、屋外に建てるお墓と違い、屋内型の納骨堂は雨でもお参りがしやすいということです。

しかし、納骨堂へご遺骨を納めた時点で、その管理は遺族でなく、納骨堂の運営者にゆだねられることになります。
遺族でも勝手にご遺骨を移動させることはできなくなってしまうので、納骨堂を選ぶ際には、やはりお墓を建てる時と同じくらい、慎重な判断が大切なのです。

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