享年、行年ともは人がこの世に生存していた年数で死んだときの年齢。
意味は同じということになります。

享年とは、故人の方が大自然の恵みを受けて、現世に何年間の人生を生き抜いたかを示しているので、年数として表現するのが本来の使い方であるため、人生を生き抜いた年数の後には歳や才といった単位は付けないのが正しいのですが、実際は享年の年数の後に歳や才といった単位を付ける表現は良く見られ、一般的に使われています。

お寺や霊園のお墓には、故人が亡くなった年齢を刻み込みますが、お寺や霊園で使われるのはほとんど行年となっています。

享年が、歳や才といった単位を付けるのに相応しくないということと、墓石業者の都合で享年という文字は画数が多くかけやすいことや刻みにくいことで行年と刻むことが多いのです。

また、墓石に刻み込む年齢は、満年齢がよいのか、それとも数え年がよいのかについては、菩提寺のお坊さんの考え方によって違い、はっきり決まってはいませんが、より年を重ねているほうが望ましいという考え方を持っているお坊さんが多いため、数え年で刻まれることが多くなっています。

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