そもそもお墓はなぜ必要なのか?ということを考えたことはありませんか。
  今回はお墓の必要性について、お話しさせていただきます。

 親族が亡くなればお通夜やお葬式を開き、火葬の後にお墓に遺骨を埋葬するというのはごく当たり前のことです。
 目に見えない精神の魂は天に還り、肉体ある魂は大地に還るとされています。

 これは日本にも飛鳥時代に伝わった、「礼記」という本に書かれている内容だそうです。
 前者である亡くなられた方の精神を宿すために用いられるのが、お仏壇に安置したお位牌です。
 ここに亡くなった方の魂が宿っているため、毎日お線香を焚いたりお供え物をします。
  では、肉体ある魂を宿すものは何なのでしょう。
  それがお墓です。
  「魄(はく)」という魂が宿っているお骨を自然の中の特別な大地に還すという、非常に大切な役割を担っているのです。
 つまり、死後の魂は二つに分かち、葬られるのです。

 私たち子孫が今、豊かで明るい生活を過ごすことができているのは、ご先祖様方のおかげです。
  ご先祖様方がいらっしゃらなければ、私たちは存在することすらできていなかったかもしれません。
 その感謝の気持ちを伝えるための場として、お墓が必要なのです。

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