墓石を選ぶ際にその印象を大きく左右するのが「色」です。

関東では白〜グレーが好まれるとされ、関西では青みがかった色が好まれると言われるように地域によって使われる墓石の色は様々だが、一般的にはグレーのものが多いようです。

昔はその土地で採れる石を使って墓石を作ることが一般的だったため、地域によって好まれる色が違ってくるのです。

また赤は血を連想させるために縁起が悪いとされたり、黒は熱を集めて温度が高くなるために故人が安らかに眠れないので良くないが逆に白は縁起が良いなど、昔からの風習なども関係してきます。

しかし仏教においても極楽は赤・青・黄・白・黒の五色からできており、黒や赤が縁起が悪いというのは俗信に過ぎず、使ってはいけない色というのは存在しません。

現代では、黒はスタイリッシュ、赤は個性的な色として選ぶ人も増えてきており、自由に色を選ぶことがスタンダードになりつつあります。

ただし基本的に墓石の色は使う石材の種類によって左右されるので、色だけではなく石材そのものの耐久性なども考慮して選ぶことが大切です。

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