お墓というと外観ばかりが目に入りがちですよね。
 その内部は一体どうなっているのか、ご存知でしょうか。

 お墓の内部は、お墓の形や地域によって形状はさまざまですが、お墓の下部にお骨をおさめる納骨室があるのが一般的です。

 そして、納骨室の底部分だけは基礎コンクリートなどをせず、土の状態のままになっています。
 地下が砂利などになっているような霊園や墓地では、お墓づくりの段階で土に入替えたりもします。

 ではなぜそこまでして納骨室の底部分だけは、土の状態にするのでしょうか。
 これは、「故人を土に還す」という目的を持ってお墓にご遺骨を埋葬するからです。

 ご遺骨は骨壺から「さらしの袋」に入れ替えてお墓に埋葬します。
 これによって年月の経過と共にご遺骨は土に還ることができるのです。

 骨壷からさらしの袋に入替えて埋葬したご遺骨は、数年程度で土に還るわけではありませんが、だんだん溶けて土に還っていきますので、お墓はいつまでも繰り返し使用することができます。

 骨壷ごとお墓の納骨室におさめる場合、お墓の中の骨壷をおさめる納骨スペースがいっぱいになってしまった場合は、基本的には先代のご遺骨から順に骨壷からさらしの袋に入替えておさめなおし、新たに骨壷をおさめるスペースを確保します。

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