古くからの墓地や寺院付属墓地に建てられている墓石には、縦に長いデザインのいわゆる和型墓石が大変多いです。
 しかし近年では宗教宗派に関係なく、和型に比べ丈が低く横に長いデザインの洋型墓石を希望し実際に建てる方も多くなっています。

 この理由としてはよく言われる「脱しきたり化」のためよりも、自分らしい墓石を希望するということなどが挙げられます。
 他にも、和型墓石は丈が高い一方横幅が狭いため地震などで倒れるリスクが高いイメージを持つ方が多く、和型墓石は古くからの墓地に多いため、人によっては民話や伝説などで語られる怪談をイメージして陰惨な気分になってしまうなど様々あります。

 こうしたニーズに合わせ、洋型墓石やそれに近いタイプの和洋折衷型墓石が近年では多く売られ、人気を集めています。
 特に古くからの墓地にありがちな印象を和らげる効果もある、故人の職業や趣味などに合ったいわゆるデザイン墓石や墓所装飾品も様々なものがあります。

 洋型墓石は日本的でないといって批判的に見る向きもありますが、和型に比べて丈が低く倒れにくいので地震の多い日本に適しているというメリットもあります。
 近年人気の高い、漢字一文字を刻むデザインにも洋型墓石は大変合いますよ。

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