みなさんは「無縁墓(むえんばか)」という言葉をご存知でしょうか?

名前からもある程度ご想像できるかと思いますが、
無縁墓とは、何年間も管理料が滞納されている墓地や、管理者がいなくなってしまった墓地のことを指します。
つまり、「ほったらかしにされてしまっている」お墓のことですね。

ではいったい、どうしてこのような「ほったらかし」の墓が発生してしまうのでしょうか。
その要因はさまざまですが、大きなものとしては、「少子高齢化」と「転居の多さ」があげられます。

今ではよく聞く言葉になってしまった「少子高齢化」がお墓にも影響を及ぼしてしまうとは驚きですよね。
高齢化が進行するということはつまり、お墓を必要とする方が増え、お墓がどんどん建てられることを意味します。
しかし、高齢化と同時に起こっている少子化は、そのお墓の世話をする若者の減少を意味します。
と、こうなれば、お墓をとりまく環境がいかに厳しいかご理解いただけると思います。

また、日本特有の転居の多さも大きな要因だとされています。
家の近くにお墓があるという方は実はとても少ないのです。家から遠いとなかなかお世話も難しいですよね。

理由はどうであれ、ほったらかしのお墓というのは、大変寂しいものです。
まずはお世話をしやすい環境を整えることで、見直しをはかってみてはいかがでしょうか?

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